探偵が依頼を受ける人探しは、家族の捜索が大半ですが、それ以外のものもあります。
家族の場合は、「家出人」のページを見てください。
原一の探偵F氏談: 当社で一番多い家出人の依頼案件は、成人の息子さんですね。
仕事に行き詰まって失踪した男性は自殺率がとても高いので、甘くみずにすぐに相談してほしいです。
捜索手法は、家出人の場合がローラー調査(候補先を人海戦術でしらみつぶしに探す)であるのに対し、データ調査と聞き込みの組み合わせがメインになります。
原一探偵事務所 探偵業届出番号:埼玉県公安委員会 第43070145号
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懐かしい人 | 昔の恩人、初恋の人、親友など |
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トラブル相手 | お金を持ち逃げした社員、給料未払いのまま夜逃げした社長、妊娠したら逃げた男、などのケース |
相続人 | 相続人が行方不明のため、遺産分割が進められないケース |
昔の恩人、就職の世話をしてくれた人、初恋の人、憧れだった異性、喧嘩別れしたままの親友などに再会したいという人はよくあります。
相手が特段隠れようとしていない場合は、比較的みつけやすいといえます。
しかし、相手が何らかの事情で古い関係を断ち切りたいと思っている場合もあります。
その場合は配慮が必要です。
発見後の探偵の動き
探偵が対象の探し人を発見した場合、依頼者が探していることを伝え、連絡先等を教えていいか許可を取ります。
OKであれば、依頼者に情報を伝えて再会してもらえます。
問題は、その人が再会を望んでいない場合です。
何も理由は嫌っているからとか、今も何かを許せないからとかいうことに限りません。
高齢の方の場合、いい縁であれ悪い縁であれ、過去のことでもう今後に関係ない縁は断捨離していく方もいらっしゃいます。
いい思い出だからこそ、思い出は思い出にとどめておきたいという場合もあります。
とにかく、相手が再会を望んでいない場合は、連絡先を依頼者に教えるわけにはいきません。
そういう場合は、聞ける範囲で依頼者の知りたいことを聞いてきて伝える形になります。
「あれ以来、どんな人生を生きてきたか?」「今は何をしているのか?」など。
差しさわりのない範囲で話してもらえるかもしれません。
この種の人探しを依頼する場合は、相手が再会や情報開示に応じない場合を承知の上でやるしかないと理解してください。
昨今は調査される側の人権保護が非常に重視されているのです。
本当に調査した証拠は?
しかし、これだと実際に見つけていないのに、適当な創作をして報告することも可能になります。
これを防ぐには、探偵が知りえないことを聞いてきてもらうことです。
「子供の頃の実家のご商売は?」
「あの頃、可愛がっていたペットの名前は?」
「初めて二人でデートした場所は?」
それが合っていたら、実際に見つけて話を聞いてきたと信用できるでしょう。
少なくともこれで相手は今もどこかで生きていることだけはわかります。
その先に進めるかどうかは、相手の気持ち次第ということです。
下記のような場合、探す重要度は格段に重要です。
例えばお金を借りたまま姿を消した人間。
最初から返済の意思なく借りた証拠があれば詐欺罪に問えますが、そうでなければ民事紛争です。
警察が探してくれるのは刑事犯だけで、民事は不介入です。
自分たちで探すしかないですが、何としても見つけ出したいはずです。
トラブルの相手を自分で探すリスク
その一方、リスクも大きいです。
自分一人で見つけだしても、感づいて再び逃げられる可能性は大きいです。
また、反撃されて暴力沙汰に巻き込まれる危険もあります。
仲間を呼んで複数で攻撃してくるかもしれません。
発見後の行動の準備も必要
さらに、見つけ出した後の法的な対策まで事前に考えておく必要があります。
例えば警察に届けるのかとか、何らかの賠償責任を求める訴訟を起こすのか、とかです。
裁判を起こすつもりなら、弁護士を見つけておくなどの準備も大切。
どんな罪状でいくらくらいの賠償額が請求できて、証拠として何が必要か、教えてもらいましょう。
発見後の探偵の行動
住所が発見できたら、住人の動画を撮って来て確認してもらって完了になるでしょう。
安い探偵社に頼んでよくあるトラブルは、住所を渡されてお金を払ったが、とうに引っ越した後だったというケースです。
こういうケースでは、自分で探しに行って相手に見つかると逃げられます。
相手が面識のない探偵にビデオを撮って来てもらって確認するのがベストです。
間違いなく今もそこに住んでいることを確認してから、探偵への支払をし、次の作業にかかりましょう。
親の遺産を相続するような年になると、兄弟の一人が長年音信不通などということはよくあります。
まして付き合いの薄い親族となれば、所在の心当たりすらない場合も多いです。
遺産分割には相続人全員が必要
しかし、遺産分割は相続権のある人が全員合意しないと進められません。
1人でも欠けていると、その人が生死不明でも、1円たりとも引き出せないのです。
死んでいるなら、まず死亡を証明する戸籍情報が必要です。
そして死んでいるから相続人からはずれて終わりという簡単な話ではありません。
そこからまた代襲相続や数次相続という複雑な話になり、該当者を探さねばなりません。
相続人全員の合意が必要なのは、法定相続分に従った分け方をする場合でも同様です。
法定相続分に従った分け方をしようと、相続人同士の協議に従って自由に分けようと、必ず全員の署名と実印が必要なのです。
遺産分割が長引く場合のリスク
遺産分割ができないまま、時が過ぎるのはよくありません。
遺産が減損するリスク
その間も固定資産税はかかりますし、家・車など形あるものは老朽化して減価していきます。
株式などの有価証券なども暴落して紙くずになるかもしれません。
高度成長期なら土地は長く持つほど値上がりしましたが、今は都心の一等地以外は下がる一方です。
今はすべてが時とともに下がるリスクの方が大きいので、時間をかけていいことは何もありません。
数次相続発生のリスク
さらに遺産分割の期間が長引くと、その間に相続人の誰かが死亡する事態が発生しえます。
すると死亡した相続人の相続人が新たな相続人になる数次相続となります。
これは権利関係が複雑化し、紛争の火種になりがちなのです。
こうしたことから、遺産は一刻も早く分割を進めるべきなのです。
調査費など遺産にくらべればわずか
親族の誰に聞いても居所のわからない親族探しというのは、素人がやっても埒があきません。
遺産があるということは、探偵に依頼するお金があるということです。
遺産分割が無事完了したのちに、遺産の中から払うと考えて、今揃っている相続人で分担して立て替えればいいのです。
探偵への支払いなど、遺産に比べれば微々たる金額ですから、それくらいは使って早く遺産分割を進めた方が得策です。
経費と割り切ればいいのです。
より詳しい情報は「行方知れずの相続人探し」のページにあります。
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