車に残された痕跡から浮気を調べる方法

浮気の痕跡が残るマイカーの車内

探偵業に関係あるテーマの連載記事「探偵ジャーナル」です。

 

パートナーがマイカーを使って浮気をしている場合、車のどこを調べればわかるのか?

 

今回はそういうテーマです。

 

一歩進んでGPSやレコーダーを設置して調べる方法も説明します。

 

以上のような調査で怪しい兆候が見つかった時、次はどうすればいいかという話もします。

 

 

すぐ調べられるチェックポイント

浮気が疑われる使用の後に、次の5点をチェックしてください。

 

1.ドライブレコーダー

待ち合わせ場所で手を振っている浮気相手やデートでしか行かないような場所が映っている可能性があります。

 

最近のドラレコは音声録音機能がついているものが多いです。

 

この機能をオフにし忘れていた場合、車内の会話が全部録音されています。

 

SDカードを取り出してパソコンかスマホに動画データを取り込み、専用アプリで視聴できます。

 

ドラレコの動画が異常に短ければ、いったん消去されたということであり、非常に怪しい兆候です。

 

2.カーナビ

検索履歴や目的地履歴にラブホテルやデートスポットがないか?

 

目的地履歴には愛人の住所の町名がそのまま残っている可能性もあります。

 

走行履歴にホテル街やデートで行くような場所がないか?

 

お店でもない場所に定期的に行っているなら、そこに愛人の自宅があるのかもしれません。

 

気になる場所が見つかったら、グーグルストリートビューで検索するのもよいでしょう。

 

現地に足を運ばなくても、付近の様子を写真で確認できます。

 

履歴が全部消去されていたら、これはこれで真っ黒な証拠です。

 

3.走行メーター

出かける前と帰宅後に走行メーターを見れば、1日の走行距離がわかります。

 

普段の走行距離を記録しておき、本人の行動予定に比べて異常に長い距離を走った時がないか見ます。

 

例えば休日出勤と言っていたのに、平日の平均より大幅にたくさん走っていたら、ドライブデートの可能性があります。

 

4.シートの位置

助手席のシートの位置がいつもと違っていたら、誰かを乗せたということです。

 

後部座席の位置が違っていたら、カーセックスした可能性があります。

 

位置の変化の確認方法は、スマホで撮影したビフォーアフター写真の比較が手軽です。

 

5.車内に残されたもの

忘れ物、落とし物、ゴミに怪しいものがないか見ます。

 

探す場所 ダッシュボード、コンソールボックス、座席の足元、座席の隙間、座席の表面、ゴミ箱
よく見つかる物 髪の毛、化粧品、アクセサリー、ライター、避妊具、音楽CD

 

ゴミ箱にゴミ箱に口紅がついた缶ジュースや使用済みコットンが見つかったら女性を乗せたということです。

 

煙草を吸わないのにライターが見つかるのも怪しい。

 

車内が異常にきれいで何も残されていないなら、車内清掃をしたということです。

 

定期的に車内清掃する習慣もないのに、そういう場合は怪しいです。

 

機材設置して行う調査

一歩進んで、GPSやボイスレコーダーをマイカーに設置してさらに情報を得ることもできます。

 

GPS

見つかりにくいように、車体下部に磁石でつけるタイプを使うのがおすすめです。

 

磁石は非常に強力で、走行中に落ちたりしません。

 

最近の機種は位置の誤差も小さく、高い精度で現在位置と走行ルートを確認できます。

 

パソコンやスマホにアプリを入れて見ることができます。

 

ホテルのある場所で長時間停まっていれば、間違いなく浮気です。

 

心当たりのない住宅地で一夜を明かしたなら、愛人宅に泊まった可能性があります。

 

GPSはお手頃価格でレンタルできます。

 

イチロクのものなどは、GPS画面から直接グーグルストリートビューに飛べるようになっています。

 

 

ボイスレコーダー

車内の会話を全部録音できるので、ドライブデートやカーセックスがあれば様子を把握できます。

 

車内で絶対見つからない場所というのが確保しにくいので、GPSより使いにくいとはいえます。

 

なるべく小型でバッテリー持続時間の長いものを選ぶべきです。

 

注意事項

GPSやボイスレコーダーの設置はマイカーに限定してください。

 

他人の車や社用車に設置するのは違法行為であり、発覚すると処罰されます。

 


怪しい兆候が見つかったら、その後どうするか?

 

中途半端な証拠で問い詰めない

上のような調査をして浮気の痕跡っぽいものを見つけても、まだ動かないでください。

 

「座席の位置がいつもと違った」とか「女の髪の毛が落ちていた」といった弱い証拠の場合は特にそうです。

 

そんなもの、いくらでも言い訳できます。

 

「車内に落とし物をして、探すために椅子を動かした」

 

「会社の女の子がキャリーバッグを引いているのを見かけて、駅まで送った」云々。

 

ここで問い詰めてしまうと、二度と情報が取れなくなります。

 

あえて泳がせておき、もっとしっかり実態を把握しましょう。

 

次にする3つのこと

 

観察と記録を続ける

このページで紹介したチェックを続けると、浮気のタイミングや場所もわかってきます。

 

車のチェックだけでなく、普段の怪しい言動と併せて毎日記録していきましょう。

 

浮気が本当ならどうしたいのか考える

あなたは浮気相手と別れさせて、関係回復したいのでしょうか?

 

浮気相手に慰謝料を請求したいのでしょうか?

 

あるいは離婚を希望しますか?

 

それによって次の行動が変わってくると思います。

 

探偵への依頼の検討

いずれにせよ、自力の浮気調査では中途半端な証拠しかつかめません。

 

探偵に頼んでしっかりした証拠を押さえてもらうことも検討すべきです。

 

観察記録の継続で相手の行動パターンがつかめていると、費用を下げられます。

 

調査日を絞り込めるからです。

 

下記におすすめの探偵社の取材レポを紹介しておきます。