【探偵ニュース見本】
取材に基づき、業界大手・原一探偵事務所の社内体制を紹介していく連載記事です。
今回は広報誌。
原一探偵事務所は「探偵ニュース」という広報誌を発行しています。
外部の専門家との対談や探偵の内情など、興味深い情報が掲載されています。
原一探偵事務所 探偵業届出番号:埼玉県公安委員会 第43070145号
既刊各号の概要をまとめました。実物を読みたい人は公式ページに行ってください。
10号(2018/1/1)
★相談員の澤田千代美さんの紹介、および彼女とマナー講師・岩下宜子さんの対談。
澤田さんは相談者の心に寄り添うことを大切にしている。
後輩には、電話の時は相手に見えていなくても口角を上げるなど、表情をつけることが相手に感じよく伝わると指導しているとのこと。
岩下さんはこれを良い方法とほめ、印象を決める第一声を大切にしようというアドバイスを添えた。
★神戸拠点代表の柏原泰三さんの紹介。
神戸拠点の相談員は元調査員が3分の2を占め、調査員目線でプランを組むため、成功率が高いとのこと。
また、神戸の相談員はとてもおしゃれで、相談者に合わせてネクタイを変えているらしい。
9号(2017/11/1)
★広報部の平木麻美さんの紹介。
相談者に最初に必要なのは、法的サポートや心のケアではなく、浮気の証拠をつかんだ後に夫婦関係をどうするか、だと語る。
彼女と家庭相談士・阿部由明さんの対談。
阿部さんは仙台家庭問題相談センターの所長で、夫婦双方と面談して解決策を探るアプローチを特徴としている。
★名古屋拠点の相談員・大石友美さんの紹介。
愛知県は車社会なので、浮気調査もほとんど車両尾行案件。
トヨタのおひざ元なので、トヨタ車に乗っていると目立たないという技があるのだとか。
★特殊調査員の話題。追尾や張り込みではなく、情報収集を担当する調査員。
普段の生活でもつい聞き込みをして情報通になる職業病がありがちとのこと。
8号(2017/9/1)
★相談アドバイザーの奥村慈子さん。
原一で「人探し専属チーム」を立ち上げたことを紹介。
自殺の恐れがある家出は時間との戦いなので、任せてほしいと訴える。
彼女と臨床心理士・緒方俊雄さんの対談。
うつ病患者の家出は自殺の危険が高いが、病気を近所に知られるのが怖くて、家族はじっと待っているだけのことが多い、と緒方さん。
そもそもうつ病患者の家出人捜索に探偵を使うという発想がない、とも。
★仙台支社の若手調査員・鈴木雄二さんの紹介。
事務所は広瀬通駅のそば。
意外にも浮気調査は隣の青森県からの依頼が多いらしい。
近隣県と思われがちだが、仙台青森間は仙台東京間くらいの距離があり、苦労の多い調査を丁寧にやっているとのこと。
また、仙台にはネットカフェ・マンガ喫茶・ビジネスホテルが多くて、家出人の潜伏も多いらしい。
★探偵あるある物語。靴の減りが激しい探偵は安いスニーカーに目がないとのこと。
7号(2017/7/1)
★調査アドバイザーの宮原薫さんが巻頭の顔。
子を持つ親でもある彼女が、子供の誘拐・連れ去り・監禁の調査、犯罪の防止に探偵の技術を生かしてほしいと訴える。
立正大学教授・小宮さんとの対談。
小宮氏によれば、日本の子供を守る防犯対策はなっていなくて、犯罪天国とのこと。
例えば、学校周辺、公園、団地といった犯罪者がよく現れる場所に、犯行をやりにくくする対策が取られていない。
暗い道に気をつけろというが、犯罪者は昼間の人通りの多いところで子供を物色する。
いきなり襲う犯罪者は少数派で、大多数は言葉巧みにだまして誘うから、防犯ブザーの効能は限られている、など。
子供の保護に関してハライチの今後の活躍を期待するとのことだった。
★高崎支社長・森伸平さんの紹介。
高崎支社には関東のみならず、東北からも相談者が訪れるとのこと。
結婚調査の依頼が多く、近所同士の結婚での調査は特に困難を極めるが、テクニックを駆使して乗り切るらしい。
6号(2017/5/1)
★巻頭の顔は調査アドバイザーの李玲玲さん。
台湾出身、日本在住歴25年、中国語・英語・日本語に堪能。
在留外国人夫婦で最も多い中国人に対応できるように迎えたスタッフである。
中国人は浮気に対して離婚や法的措置を取る発想が乏しいので、啓発していきたいとのこと。
スパークル語学学院代表の張雪梅さんとの対談。
張さん曰く、中国人でも浮気は離婚理由の上位に来る点は同じ。
法を利用する発想がないが、日本にいて法で守ってもらえる場合は大いに利用すべきとの意見。。
★日本橋支社長・鈴木孝さんの紹介。
関東一円はもちろん、大阪、中部、甲信越、東北からも相談者が訪れる。
東京で暮らす家族の調査をしてほしいと、地方から訪れた相談者に依頼を受けることも。
5号(2017/3/1)
★関東の顔は、上級調査アドバイザーの高野俊之さん。
労働トラブルが根底にある家出人調査をサポートする姿勢を伝えている。
4~5月は家出・失踪調査が増加する傾向にあり、背景には五月病や過重労働もあるという。
家出人調査はもちろん、遠方に住む家族の依頼で過重労働がないか行動調査をすることもあるとのこと。
心理カウンセラー星公平さんとの対談。
探偵と心理カウンセラーの連携は、過労自殺防止に役立つという点で二人は一致。
★札幌支社長・清水貞利さんの紹介。
北海道の冬には外に人がおらず、よそ者がうろうろしていたら怪しまれる。
冬は白い車、夏は黒い車が目立たず、季節によって張り込み車両を変える。
愛媛から移ってきた清水氏は、着任当初はそんな北海道独特の調査事情に戸惑うことも多かったとか。
札幌で10年を経た今は道内トップクラスの探偵社になっている。
4号(2017/1/1)
★巻頭の顔は、新宿支社長の菊池正志さん。
近年急増する妻の浮気について語る。
妻の浮気調査の調査案件数シェアは、15年前は5~10%だったものが最近は30~40%に上昇。
夫の浮気調査と違う難しさもあって、他社で失敗して再調査を依頼されることも多いとのこと。
対談の相手は離婚カウンセラーの阿部貴子さん。
妻から一方的に離婚を言い渡され、何が起きているか調べたら、妻が浮気していてその相手と結婚したがっている。
そんなケースが多いという点で二人は一致。
男性の浮気は遊びが多いが、女性の浮気は本気が多い。
阿部さんは、法的手続きなどを利用してスッキリ解決したほうがいいという意見。
★神奈川支社長の宮下兼一さんの紹介。
横浜・川崎は性格の違う地区が混在していて調査が難しい地域。
土地勘のあるベテランでないと務まらないとのこと。
★探偵の隠語の話題。
追尾や張り込みの最中に周囲の人にわからないように隠語を使うルールあり。
「8」は相手が警戒している、「1」は赤信号、など。
これをプライベートの生活シーンでも使ってしまうそうだ。
3号(2016/11/1)>
★巻頭の顔は、山口浩司・常務取締役。
子供をいじめから守る「見守り調査」を提唱。
対談は女子プロレスラーの神取忍さん。
神取さんは参議院議員時代からいじめ防止に取り組み、いじめは歯を食いしばって耐えねばならないものではなく、逃げていいという考えの持ち主。
格闘家らしからぬ考えに山口常務も共感。
神取さんは「証拠があれば大人は動く」ということも言っていて、ここも探偵とつながってくる。
★大阪支社長の中田遊哉さんの紹介。
大阪、兵庫、奈良、京都など関西一円から相談者が訪れる大阪支社。
新大阪のオフィス街にあり、地元の人と遭遇しにくい点が利点とのこと。
2号(2016/9/1)
★巻頭は山口浩司・常務取締役。
一見結びつきにくかった高齢者サポートと探偵だが、自分たちの使命が見えてきた、という話。
高齢化社会を支えるために原一探偵事務所ができることは次の5つ。
同じ社内の調査員指導教官・正木章夫さんと2人でインタビュー。
追尾の中で行動に異変が見られ、認知症発覚につながった。
行動調査だけでなく、家の外観を調べてほしいといった要望にも応じている、などの話が出た。
★新宿支社長の菊池正志さんを紹介。
東京中心部・西部から山梨、長野方面にかけての相談者が多い支社。
土地柄、危険な地域での調査依頼も多く、暴力団抗争と間違われることもあるとか。
洗練された清潔なオフィスで「新宿の探偵社」から連想されるグレーなイメージは全然ない。
1号(2016/7/1)
★巻頭は山口浩司・常務取締役。
サービス領域を生活全域に拡充したいとの考えを示す。
対談相手は警察OBで顧問の小峯貞吉さん。
18歳から選挙権が与えられるが、すぐに大人扱いはできず、まだまだ見守りが必要という話に。
原一の技術の高さには、警察OBも驚いたとのこと。
★本社オフィスの様子の紹介。
★調査員・若梅秀孝さんの家出人捜索のエピソード。
業歴47年の老舗大手探偵社で、全国に18か所の拠点を展開しています。
探偵業界は個人業者・零細企業が大半で、新規参入と廃業が繰り返されている乱戦業界です。
その届出数は毎年増えており、令和3年度末で6,600社を越えています。
しかし法人は1/3以下です。
そんな業界にあってハライチは極めて異色の存在だといえます。
興味深いと思いませんか?
下記ページでは写真とインタビューを豊富に交えて、この会社の内容を第三者が紹介しています。