大手有名社・原一探偵事務所には、家出人捜索の専門部門「特捜課」があります。
通算5回目の取材時に、この部門の調査員2人にインタビューできたので、お届けします。
原一探偵事務所 探偵業届出番号:埼玉県公安委員会 第43070145号
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【調査部特捜課O次長】
探偵は顔や名前が知られると調査に支障が出るので、加工しています。
O次長のプロフィール
人探しの調査チーム編成と指揮を行なう司令塔。
スキンヘッドの強烈な第一印象だったが、話すと物腰が柔らかくて楽しい人でした。
インタビュー
私: 昨秋に特捜課を立ち上げたとか。
それまで同じ探偵が浮気調査も人探しもやっていたのを、人探しが得意な探偵を集めた専門部隊を作った、と。
今の捜索業務の流れはどうなってますか?
O次長: まず、アドバイザーという者が依頼者のお話を伺います。
このアドバイザーというのは、個々の部門にとらわれず、原一の全資源を使って、依頼者様のニーズに最適の調査を提案する役割を担っています。
この人が仕事を適切な担当部門に振り分け、あるいは複数部門の合同調査をコーディネートします。
自殺の恐れのない一般的な家出人は、当課のローラー調査班が担当します。
マンガ喫茶・ネットカフェなどを中心に人海戦術でしらみつぶしに探すイメージです。
遺書があるなどの場合は、当課の特異捜査班が担当します。
捜索先は秩父、富士山麓樹海など、いわゆる自殺の名所が中心です。
いなくなって時間が経ってしまった人は、失踪人と呼んで家出人とは区別しています。
失踪人の捜索は聞き込みがメインになるので、当課ではなく、特殊調査部という別部門が担当します。
私: なるほど。普段は浮気調査をしている探偵が探すんじゃなくて、とても専門性のある体制になっていますね。
O次長: はい。浮気調査はどの探偵社もやっていますが、人探しは得意不得意があり、受けない探偵社もあります。
原一は得意分野としており、人探しでは業界トップの自信を持っています。
今回、蓄積してきた専門性が最大限に生きる組織体制になったなと感じています。
私: 以前のインタビューで「失業や仕事でトラブルを抱えた成人男性」の案件が一番多いと聞きました。
そして「男だから大丈夫」は実は逆で、自殺率が高いのが成人男性家出人の特徴だ、と。
今もそれは変わりませんか?
O次長: はい。それはやはり多いです。
しかし、大学生の家出もかなりの数になっています。
これは留年してしまった時や就職できなかった場合に起きることが多いです。
あと、認知症の老人も重要になっています。
当社は「高齢者見守り調査」というのも提供していて、一貫性のあるサービスが提供できるので、ぜひ任せていただきたいですね。
私: 家出人捜索の専門家として、何か思うところはありますか?
O次長: そうですね。家出から日数が経つほど発見率が著しく低下することが統計でわかっています。
依頼を決めきれないなら無料相談でいいから、1日でも早めに来ていただきたいです。
特に遺書、あるいはそれめいた書置きやSNSの書き込みがある場合。
相談者自身に危機感がなくて「まだ5日しか経っていない」「そのうち帰ってくると思うが」というようなことをよく言われます。
それで次のようなことを尋ねると、ようやく事の深刻さを理解されます。
われわれは生きている状態で発見して引き合わせることに強い使命感を持っています。
1日でも、1時間でも早く相談してください。
S調査員のプロフィール
現場で捜索活動に当たる調査員。
2015年の初取材からなじみのW探偵によると、尾行調査でも優秀だったとのこと。
しかし、人探しに突出した嗅覚を持っていることがわかり、特捜課配属となった。
インタビュー
私: 現場の様子を教えてください。
S調査員: 私は特異捜査班で、主に自殺の危険がある家出人の捜索を担当しています。
行き先は秩父や富士山麓樹海など、いわゆる自殺の名所が多くなります。
売店・土産物屋などで聞き込みをし、探し人のチラシを配ります。
山の中、渓谷沿い、時には道すらない森の中を丁寧に探し歩きます。
広大な地域ですが、捜索経験から自殺志願者がよく行く場所はわかるのです。
人が簡単に行けない橋や崖の下などもドローンを使って探します。
樹海など厳しい環境での捜索では、社内での通称「樹海セット」を携えていきます。
私:「樹海セット」とは?
S調査員: 2km先まで光が届く強力なライト「イグナス」、暗視ゴーグル、ロープなどと、サバイバリストの装備を組み合わせたような内容です。
1日に30~40kmは歩き、すぐに靴がボロボロになります。
【樹海セット】
私:人探しに特異な臭覚を持っているとほかの人から聞きました。
同僚が「絶対そっちじゃない」という場所に向かって見つけてくることがよくあるとか。
実例を教えてください。
S調査員: 西に向かった東京の家出人を発見した例があります。
カードは携行していたが、通帳は家に置いたままだったので、通帳記入で行き先を追跡しました。
最初に出金記録が出たのは静岡県三島市。
現場に向かって引き出し場所付近のマンガ喫茶に聞き込みをかけたところ、すでに出払った後でした。
その次は広島、その次は宮崎でしたが、同じことになってしまいました。
対象は移動のペースが速いので、先回りをしないとダメだと判断しました。
宮崎の次は鹿児島が第一候補でしたが、私はなぜか四国の松山のような気がしたんです。
私:なぜ、宮崎の次が松山?海を渡ることになりますね?
S調査員: 「勘」というしかないですね。
とにかく部下を鹿児島に向かわせて、私は松山に向かい、駅で張り込みをかけました。
朝8時から張り込み、午後3時には諦め気分になってきましたが、午後5時に発見しました。
私:なぜ松山?なぜ駅?対象の行き先の候補は無数にありますね?
なぜ、そんな砂の中からダイヤを探すようなことができるんですか?
S調査員: さあ、自分でもよくわからないですが、「勘」というしかないですね。
ほかには依頼者が「絶対、この辺に行っているはず」と指定した場所を3日探して全く痕跡がないので、「ここじゃない」と判断したこともありました。
部下を残して単独離脱し、山中湖に向かうと湖畔をとぼとぼ歩いている捜索対象者を見つけました。
私:信じられない能力の持ち主ですね。
S調査員: いや、場数を踏んでいるので直観が働くんだと思います。
そういえば、興味深い経験則があります。
南下する家出人は生きていることが多いが、北上する家出人は自殺率が高いのです。
北に向かっている場合は特に危ないので、一刻も早くご相談いただきたいです。
原一の調査員には個性的な人が多いが、S調査員も際立った個性の持ち主でした。
ちょっと書道家みたいな雰囲気もあって、社内では○○先生などと呼ばれるようですが、中華料理のシェフにも見える。
しかし、その実態は人探しの天才というわけです。
原一の上級幹部Y氏によると、「異常な臭覚を持った調査員がいるらしい」と社内で話題になったそうです。
10万人もいる競馬場に人探しに行って見つけてきて、皆が驚いたとかエピソードに事欠きません。
1000軒聞き込みをしたとか、10時間ぶっ続けで張り込みをしたとか、当たり前のように言う感覚についていけないそうです。
何百人もいる群衆の中から写真でしか見たことのない人を発見できるずば抜けた顔確認能力の持ち主。
張り込みモードに入るとトイレは1日1回で大丈夫な体になっているらしい。
原一には常人ならぬ能力の持ち主がたくさんいて、私は「現代の忍者」と呼んでいますが、この人も恐るべき忍者の一人です。
こんな人は他の探偵社にはなかなかいないのではないかと思います。
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上掲の動画でもいわゆる「自殺の名所」などにおけるドローンの活用シーンが出てきます。
原一さんは最新技術の取入れに熱心で、ドローンが世に出始めた頃からまだ大型で高額だったドローンを使用していました。
最近は動画の中で使っているような小型のものがメインになっています。
【特殊調査部S調査員(左)とM調査員(右)】
「家出人」とは違う「失踪人」を探す専門部隊「特殊調査部」の方にもお話を聞けたので、おとどけします。
「家族の行方が分からなくなって長い時間が経ったが、たぶんどこかで生きている人」
それが原一社内での「失踪人」の定義です。
そういう人の探し方は、普通の家出人の探し方と違います。
この記事が役に立つと思います。
一般社会での用語法と一致するかどうかわかりませんが、原一探偵事務所内の社内用語として、「家出人」と「失踪人」は違うものを意味します。
「家出人」は突発的なもので、目的は単にいつもの場所から離れたいか、自殺で、別の場所で生きようとは考えていない人。
往々にして心の中では、家出人は家族が見つけてくれることを望んでいるのです。
だから足跡を消したりしないので探しやすい。
探し方もいそうな場所を人海戦術で探し回るという方法です。(ローラー調査という)
一方、「失踪人」はそれまでの人生を捨てて、別の場所で新しい人生をひっそり生きようとしている人を指します。
家族や友人のことは気になっても「会いたくても会えない」と往々にして思っています。
相手によっては「縁を切りたい」と思っている場合さえあります。
そういう人は自分の足跡を丁寧に消していることが多いです。
こういう人の探し方は聞き込みがメインになります。
原一探偵事務所には「特殊調査部」という聞き込み専門部隊がいて、失踪人の場合はこちらが担当です。
家出人担当の「調査部特捜課」、その中でも自殺の危険が大きい人を探す「特異捜査班」などと呼称が紛らしいかもしれません。
しかし、外部の人間に部署名を聞かれても、何をしている部署なのかすぐにわからないように、わざとそうしているのです。
聞き込みといっても、刑事ドラマで見られる警察のようなやり方ではありません。
あれは捜査権を持った警察が警察手帳を見せるから答えてくれるのです。
民間人があんな聞き込みをやったら怪しくて仕方がありません。
ヤクザや借金取りの人探しだったら、うっかり協力してしまえば、相手の人が可哀そうです。
だから、知っていてもなかなか正直に答えてもらえません。
逆に「誰かがおまえのことを探してたぞ」と通知され、居所を突き止める前に逃げられるリスクもあります。
だから、彼らは「聞き込みとはわからない聞き込み方法」を取ります。
それがどんなものかは「結婚調査」のページに収録しているので、それを読んでください。
結婚調査でも聞き込みが大きな比率を占めるので、特殊調査部の仕事は結婚調査と失踪人捜索なのです。
家出人を発見した場合、原一さんでは家族に連絡を取り、呼び寄せて引き合わせます。
探偵は家出人とは接触せず、家族が見つけだしたような演出にします。
しかし、失踪人が成年の場合は、探偵が失踪人に接触して、家族に知らせる同意を取ることになります。
成年である本人の同意が得られない場合は、家族といえども勝手に所在を教えられません。
その場合、場所を特定できる情報を除いて、本人が許可する範囲での 近況情報やメッセージをお伝えすることになります。
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家出人が出たら、まず警察へは届けてください。
ただし、事件性か事故の危険が明確でないと、大したことはしてくれない。
そのことも知っておいてください。
警察は家出人を2種類に分類します。
特異行方不明者 | 犯罪や事故に巻き込まれた可能性がある人、自殺の危険が明白な人、自救能力のない子供や老人 |
---|---|
一般行方不明者 | 上記以外の人 |
警察が真剣に探すのは特異行方不明者だけ。
一般行方不明者については情報共有する程度です。
そもそも成人は誰にも告げずに好きな場所に行く権利があるので、警察には一般行方不明者を探す義務はないわけです。
遺書などの客観的材料がなければ、警察は自殺の危険を認めず、一般行方不明者とみなします。
しかしそういう場合でも、実際には危ないこともあるのです。
その時が探偵の出番です。
全国13拠点の原一は、家出人調査に実績のある探偵社です。
テレビの人探し番組(※)でも実績を上げており、有名です。
※テレビ朝日「奇跡の扉TVのチカラ」、TBS「徳光和夫の感動再会“逢いたい”」など。
【指令部のF調査員】
こちらは2015年に原一さんと初めて接触した頃のインタビュー内容です。
家出人捜索の実情について、現場の探偵から意外な話を聞くことができました。
私: 家出人調査で依頼が多いのは?
指令部 探偵F氏: 30前くらいの男性が一番多い。
仕事に行き詰まって、ある日、突然家出するというパターンです。
会社の寮がもぬけの殻になっていた、とか。
この場合は、ご両親が依頼に来られます。
私:ニートや引きこもりではなく、仕事をしている人が家出する、と?
指令部 探偵F氏: ニートや引きこもりの人が家出するケースは少ないですね。
仕事を頑張って、頑張って、元気そうにしてたのに、ある日、プツンと糸が切れてどこかへ消えるんです。
「自分は男だから耐えなきゃ」と一人で抱え込むからそうなるのかな?
あと、お父さん世代も多い。
この場合は奥さんがご依頼に来られますが、娘さん息子さんのこともあります。
とにかく、家出人捜索の依頼は成人男性が圧倒的に多いんです。
私:家出は未成年がするものというイメージがあるので、意外ですね。
指令部 探偵F氏: そうなんです。
そして成人男性の家出は自殺目的であることが多いです。
「男だから大丈夫」というのは逆で、男こそひとたび崩れると弱いのです。
だから捜索は急を要します。
残念ながらすでに自殺しており、死体で発見、ということもあります。
われわれもそういうのはつらいので、とにかく早くまかせてほしい、というのが切なるお願いです。
私:子供はどうですか?
指令部 探偵F氏: これは二段階あります。
最初は、マンガ喫茶や24時間マクドナルドでたむろしているレベル。
この段階なら見つかりやすいし、再発も少ない。
この段階を過ぎると「親は探してくれないんだな」と諦めて、次の段階に入ります。
悪い連中の間に居場所を求めたり、変な人と知り合ったりして。
そうなると発見も連れ戻しも難航します。
男の子より女の子の方が見つけにくいし、難しい事態になることが多いです。
寄ってくる悪い大人も多いですから。
ぜひ、第一段階のうちに解決させてほしいと思います。
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多くの捜索経験から下記のような傾向が判明しているとのことです。
家族の家出でどうしていいかわからなくなったら、原一に相談してみましょう。
365日24時間、無料で相談に乗ってくれます。
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人探しは生きている人(もしくは生きているだろう人)以外に、亡くなった方のお墓を探してほしいというニーズもあります。
死亡届は役所に提出しますが、役所では埋葬地の情報は管理しておらず、役所に聞いてもわかりません。
いったい誰に聞けばいいのでしょうか?
これ、実は探偵の仕事です。
探偵がお墓探しを引き受けるのは、人探しとノウハウが似ているからです。
詳しくは下記で。